フランスの第26代首相に就任したガブリエル・アタル(Gabriel Attal)の父親、母親は？兄弟姉妹はいる？など家族についてご紹介します。
2024年1月9日、34歳の史上最年少でフランスの首相に就任したガブリエル・アタル(Gabriel Attal)は、どんな家族に囲まれて育ったのでしょうか？気になるところです。
ガブリエル・アタル（フランス第26代首相）の生立ち
フランス第26代首相となったガブリエル・アタル(Gabriel Attal)は、1989年3月16日にフランスの首都パリから約10キロメートルほど離れた郊外の都市・クラマール（Clamart）で、裕福な家庭に生まれ、ご両親に愛情を注がれて育ちました。
ガブリエル・アタルは、聖アレクサンドル・ネフスキー大聖堂（cathédrale Saint-Alexandre-Nevsky）で洗礼を受け 、母親によって正教会の信仰を持って育てられました 。
ガブリエル・アタル（フランス第26代首相）の家族 父親とは？
ガブリエル・アタル（Gabriel Attal）の父親の名前は、イヴ・アタル（Yves Attal）です。
イヴ・アタルは、1948年11月25日に、チュニジア系ユダヤ人の父親とアルザス出身の母親の元に生れました。
イブ・アタルは弁護士としてキャリアをスタートさせ、数年間、ル・モンド紙（Le Monde）のジャーナリストとして働いていました。
1974年に、ヴェロニク・ブランシャール（Véronique Blanchard）と結婚し娘1人をもうけましたが、その後離婚しています。
1984年に、ガブリエル・アタルの母となるマリー・ド・クーリス（Marie de Couriss）と再婚しましたが、2001年に離婚しています。
マリー・ド・クーリス（Marie de Couriss）との間には、フランス第26代首相となったガブリエル・アタル含む3人の子供（娘２人と息子１人）を授かりました。
2015年11月12日に、『急性の癌』が原因で、66 歳でパリで亡くなっています。
ガブリエル・アタルは、大学在学中の2008年公開され、父がプロデューサーとして制作に加わった映画『美しいひと（La Belle personne）』に高校生役で出演しています。
ガブリエル・アタルは、父親ヴェロニク・ブランシャールの死に際して、次のコメントを残しています。
“私は彼の死から決して立ち直れませんでしたし、決して立ち直れるとも思っていません。彼の仕事机を保っていて、それはどこにでも私と一緒です。
死は私の生活の中で常に存在しています。それについて考えるたびに、物事を客観的に見ることができます。突然すべてが終わる可能性があるため、情熱、愛、誠実さを持って生きたいと思っています。”
両親は、離婚することとなりましたが、父親であるヴェロニク・ブランシャールとガブリエル・アタルの関係は、良好であったことが伺えます。
ガブリエル・アタル（フランス第26代首相）の家族 母親とは？
ガブリエル・アタル（Gabriel Attal）の母親の名前は、マリー・デ・クーリス（Marie de Couriss）です。
ガブリエル・アタルの母親・マリー・ド・クーリスは、ギリシャ系ロシア人の血を受け継ぐ父親・アレクサンドル・ド・クーリス（Alexandre de Couriss）とフランス貴族の子孫である母親・アンヌ・マリー・フランソワーズ・ド・ラ・フォレスト・ディヴォンヌ（Anne-Marie Françoise de la Forest-Divonne）の娘として、1964年2月28日に誕生しました。
ガブリエル・アタルは、幼い頃から、母系の縁戚が信仰していた正教会の教えを受けていました。
マリー・ド・クーリスは、映画製作会社の社員として働いていました。
1984年8月25日に、弁護士で映画プロデューサーでガブリエル・アタルの父親となるイヴ・アタル（Yves Attal）と結婚
イヴ・アタルとの間にマリー・ド・クーリスには、娘２人と息子（ガブリエル・アタル）の３人の子供を授かっています。
2000年2月8日 16年間の結婚生活の後に離婚しています。
離婚後、3人の娘（おそらくイヴ・アタルの前妻との娘も含む）と息子ガブリエル・アタルを連れて、パリの13区と14区に移り過ごしました。
ガブリエル・アタルは、母親に敬意を表して、慣例として自分の姓を付け加え、ガブリエル・アタル・ド・クーリス（Gabriel Attal de Couriss）と名乗っていました。
また、マリー・ド・クーリスは、約7年前（2016年）にガブリエル・アタルのいとこが亡くなった後、当時3歳だったいとこの子供・ニコライを養子として、5人目の子供迎えました。
そして、マリー・ド・クーリスは、2021年12月30日、殺害の脅迫や同性愛嫌悪、反ユダヤ主義の攻撃など、ソーシャルネットワーク上で息子・ガブリエル・アタルに向けられた侮辱に対して、
母親・マリー・ド・クーリスは、“私はガブリエル・アタルの母親です、あなたを許さない！”と反応しています。
ガブリエル・アタル（フランス第26代首相）の家族 兄弟姉妹はいる？
ガブリエル・アタル（Gabriel Attal）には、両親の元に生れた2人の姉妹の他に、
父親と前妻との娘の合わせて３人の姉妹がいます。
ノエミ・アタル（Noémie 父の前妻ヴェロニク・ブランシャールとの娘・異母姉妹 2024年現在48歳 ）
ファニー（Fanny 2024年現在33歳 ）
アイリス（Iris 2024年現在31歳 ）
両親の離婚後、11歳の頃、ガブリエル・アタルは、母親と（おそらくイヴ・アタルの前妻との娘も含み）3人の姉とパリの13区と14区に移り、そこで幼少期を過ごしました。
ガブリエル・アタルは、インタビューで
“私は2人の姉（実際は3人、父の最初の娘も含む）と母と一緒に育ちました”と答えています。
と答えています。
異母姉妹であるにもかかわらず、ノエミ・アタルとガブリエル・アタル達は、強い家族の絆結ばれ、彼の両親と姉達は、彼を助け励ましてくれたそうです。
「彼らの励ましは、フランスに奉仕するというガブリエルの決意に大きな影響を与えました。
映画業界とつながりのある家庭で育った彼は、映画の物語に触発されて公共サービスへの情熱を育みました。」
ガブリエル・アタル（フランス第26代首相）の家族 弟がいる？
2002年12月、ガブリエル・アタルは自身のインスタグラムアカウントに、池沿いの牧歌的な雰囲気の中で、ニコライ（Nikolaï）君と並んでいる写真を公開しています。
「家族と数日間過ごせました、幸せです！皆さん、メリークリスマス」と彼は書いた。
“Quelques jours en famille, le bonheur ! Joyeux noël à toutes et à tous”, avait-il écrit.
ガブリエル・アタルの母親・マリー・ド・クーリスは、約7年前（2016年）にガブリエル・アタルのいとこが事故で亡くなった後、当時3歳だったニコライ（Nikolaï）を養子として、5人目の子供迎えました。
ニコライ君は、ガブリエル・アタルにとっては養弟となります。
“5年前、私の従姉妹が車の事故で亡くなりました。彼女は3歳の男の子、ニコライを残しました。私の母とそのパートナーが彼を養子にしました”
“私たちはとても仲が良いです。”
“私は、家族との時間を、弟の世話に捧げています。”
“彼は9歳になりますが、私たちはとても仲が良いです。私は彼を映画に連れて行き、ディズニーランドに行き、週末には家に来て、一緒に古い映画を見ます”
“家族の時間のすべてをこの養子となった弟に捧げています。”
というコメントとしています。
小さなニコライ君は、年齢差にもかかわらず、養兄のガブリエル・アタルと非常に仲が良いですね。
ニコライ君にとって、ガブリエル・アタルは、沢山の愛情を注いてくれ、思いやりがあり、頼りがいのあるお兄さんなのでしょうね。
フランス首相ガブリエル・アタルの家族 父親母親は？兄弟姉妹はいる？まとめ
フランスの第26代首相に就任したガブリエル・アタル(Gabriel Attal)の父親、母親は？兄弟姉妹はいる？など家族についてご紹介しました。
ガブリエル・アタルは、裕福な家庭に生まれ育ちましたが、11歳の頃に、両親が離婚して、その後は、母親と異母姉と２人の妹と暮らしていました。
そして、大人になってから、養弟とも暮らすこととなりますが、本当の弟のように面倒を見ているようです。
日本では、なかなかない家族の形ですが、血のつながりよりも心のつながりを感じる家族ですね。
