エアフルト(Erfurt)は、ドイツのほぼ中央部に位置する街で、旧東ドイツであるテューリンゲン州の州都です。
エアフルトのクリスマスマーケットは、ドイツの3大クリスマスマーケット(ニュルンベルク、ドレスデン、シュトゥットガルト)の壮大さに関しては、勝るとも劣らないと言われています。
そんな、【ドイツ】エアフルトのクリスマスマーケットの開催期間、時間、開催場所、屋台(出店)や子供の為の催し物などについてご紹介します。
クリスマスマーケット【エアフルト】2019開催期間&時間は?
エアフルトのクリスマスマーケットは、11月26日(火曜日)、17時に大聖堂の階段の所から始まります。
最終日は、12月22日(日)と短めになっています。
週末に向けて、開催時間が長くなっているようですね。
クリスマスマーケット【エアフルト】2019開催場所は?
エアフルのクリスマスマーケットの開催場所は、上記の4カ所ですが、一番中心となるのは、マリーエン大聖堂広場(Domplatz )です。
エアフルト市のランドマークとも言えるマリーエン大聖堂(Dom )とセヴェリ教会(Severikirche)が、とてもロマンティックなエアフルトのクリスマスマーケットの理想的な背景を作り上げています。
エアフルト市内中心部へは、駅通り(バーンホフシュトラーセ/ Bahnhofstraße )のウィリーブラントプラッツ(Willy-Brandt-Platz)からアンガーまでの電車で行くことができます。
ショッピング大通りアンガーには、屋台と子供用カルーセルのある小さなクリスマスマーケットがあります。
アンガーから、お城通り(Schlösserstraße)を経由して『お城の橋(Schlösserbrücke)』を渡ると、すぐ近くには、市庁舎(Rathaus)と『魚市場(Fischmarkt)』があります。
この美しい市庁舎(Rathaus)は、新ゴシック建築で、市庁舎内の華やかな絵画は、エアフルトと周辺地域の歴史と神話を表現しています。
そのまま道なりにまっすぐ行くと、エアフルトのクリスマスマーケットの中心地である『大聖堂広場(Domplatz)』に到着します。
クリスマスマーケット【エアフルト】2019おすすめの屋台(出店)は?
エアフルトのクリスマスマーケットでも、200以上の屋台(出店)が並び、アドベントとクリスマスを盛り上げています。
ここでは、エアフルトのクリスマスマーケットならではのものをご紹介します。
テューリンゲンのブラトヴルスト(Thüringer Bratwurst)
ビールの醸造所の純度要件と同様に、『テューリンゲンのブラットヴルスト(Thüringer Bratwurst)』が、『テューリンゲンのブラットヴルスト(Thüringer Bratwurst)』である為に、厳しいガイドラインが適用されています。
『テューリンゲンのブラットヴルスト(Thüringer Bratwurst)』は、常においしい!ですが、どの『テューリンゲンのブラットヴルスト(Thüringer Bratwurst)』必ずしも同じ味ではありません。
クミンからマジョラム、ニンニク、または塩や胡pepperまで、テューリンゲン州のさまざまな地域で見つかっているスパイや、その組み合わせよって、それぞれ味が異なります。
大事なことは、『テューリンゲンのブラットヴルスト(Thüringer Bratwurst)』は、テューリンゲン州から来なければならない!ということです。
『テューリンゲンのブラットヴルスト(Thüringer Bratwurst)』の長さも、15cm~20cmと規定されています。
ちなみに、『テューリンゲンのブラットヴルスト(Thüringer Bratwurst)』に不可欠な材料は、 1404年、修道院の修道女たちによって考案されました。
エアフルタア・シッチェン(Erfurter Schittchen)
『エルフルト・シッチェン(Erfurter Schittchen)』は、ドイツで最も古い伝統のある、クリスマスのシュトーレンです。
有名なドレスナークリストシュトレンよりも歴史と伝統があります。
1300年頃、最初のシュトーレンが、司教にクリスマスプレゼントとして献上されました。
その後、『エルフルト・シッチェン(Erfurter Schittchen)』は、少しずつ、レーズンを散らしてバターと粉砂糖をまぶした現在の『エルフルト・シッチェン(Erfurter Schittchen)』に発展していきました。
エルフルトのシュトレンが『エルフルト・シッチェン(Erfurter Schittchen)』と呼ばれている所以は、茶色く、細長い外見が、暖炉で燃えている木の丸太に似ているその独特な外観のため、あるいは、液体バターが下に流れてしまうのを防ぐための切り込んだ溝のためとされています。
アイ (藍、青色染料、Isatis tinctoria L.) を使った工芸品
エアフルトは、昔、金と同等の価値があると見なされていた青色染料を取り出す加工の中心地として栄えました。
青色染料を用いた作品は、エアフルト市内のドイツ園芸博物館(Deutsche Gartenbaumuseum)に展示されています。
クリスマスマーケット【エアフルト】2019催し&見どころは?
クリッペ(Weihnachtskrippe)
クリッペは、クリスマスマーケットの中心の大きなクリスマスツリーの近くの屋根に流れ星のある木造の小屋です。
キリスト降誕のシーンを表しているクリッペの14個の木製の人形は、手彫りで、人間の大きさで、
オーバーアマガウ(Oberammergau)の木彫り芸術の傑作です。
このクリッペは、12月24日以降にクリスマスマーケットが解体された後も、クリスマス期間中は、大聖堂で展示されます。
クリスマスピラミッド(Weihnachtspyramide)
エアフルトの『クリスマスピラミッド(Weihnachtspyramide)』は、クリスマスマーケットの入り口を飾っています。
『クリスマスピラミッド』の高さは、12メートルで、2005年に、エルツゲビルゲ(Erzgebirge)の伝統的な工芸様式で建てられました。
5階建てで八角形の各フロアは、各階ごとにテーマがあります。
『クリスマスピラミッド』には、人間サイズの、木製フィギュアが30個、並べられています。
アドベンツクランツ(Adventskranz)
『アドベンツクランツ(Adventskranz) 』は、2004年から、エアフルトのクリスマスマーケット開催期間中、マリーエン大聖堂(ドーム)とセヴェリ教会の間にある階段の踊り場に設置されてます。
最上部に星が付いた、メタルと木によって作られたアドベンツクランツ(Adventskranz)は、5メートル以上あります。
アドベント期間中の各日曜日、午前11時15分に、教会の幼稚園の子供たちが、アドベントキャンドルに火を灯し、小さなアドベントプログラムを行います。
クリスマスマーケット【エアフルト】2019子供のイベントは?
メリーゴーランド(Karussell)と観覧車(Riesenrad)
メリーゴーランド(Karussell)や観覧車(Riesenrad)などの、乗り物系は、小さな子供や大きな子供にも、嬉しいですね。
お祭りやクリスマスマーケットなど、人の集まるところでは、欠かせないものの一つです。
メルヘンの森(Märchenwald)
『メルヘンの森(Märchenwald)』は、1958年、エルフルトの芸術家ハンネロア・ライヒェンバッハ(Hannelore Reichenbach)とカート・ブックスピース(Kurt Buchspieß)によって造られました。
最初は、ルートマン(Wurzelmänner)、ドワーフ(Zwerge)、人物(Figuren)などのおとぎ話の生き物がモミの木の大きな森の中で展示されました。
1961年からは、「小さなムック(Der kleine Muck)」のようなおとぎ話のシーンが表現されています。
下記の時間に、アンドレアス・ヴォム・ローゼンバルト(Andreas vom Rothenbarth)が、
小さな子供と大きな子供に語ります。
エコ手作りクッキーの部屋(Öko-Kinderbackstube)
『エコ手作りクッキーの部屋(Öko-Kinderbackstube)』では、その場で、子供だけでなく、大人も、クリスマスのクッキーを焼くことが出来ます。
『エコ手作りクッキーの部屋(Öko-Kinderbackstube)』ではクリスマス用のクッキーが焼ける香りによって、人々の気持ちがクリスマスに高揚されるだけではありません。
穀物はどこで成長する?有機農家はどう違う? 全粒穀物はなぜそんなに健康的?など、テューリンゲン州の有機農業について、色々と説明してくれます。
完成したクッキーは、その場で食べることも、持ち帰ることができます。
クリスマスマーケット【ドイツ】エアフルト2019期間、時間、場所まとめ
旧東ドイツに属し、ドイツのほぼ中央部に位置する街・エアフルト(Erfurt)のクリスマスマーケットの開催期間、時間、場所、おすすめの屋台(出店)、子供用の催し物などについてまとめてみました。
エアフルトのクリスマスマーケットは、日本では、あまり知られていませんが、ドイツの3大クリスマスマーケット(ニュルンベルク、ドレスデン、シュトゥットガルト)にも引けを取らない規模の割に、素朴さと伝統のあるクリスマスマーケットと言えるでしょう。